
About Me
Karin
ハワイ仕込みのネイリスト神霊師
Karin
自己紹介
こんにちは、Karinと申します。
ネイルサロンと霊視鑑定を『ManaKarin』という名前で運営しています。この店名には、ハワイ語の「マナ(Mana)」が持つ霊的な力と、私自身の思いを込めています。
職業はネイリストと神霊師という、ユニークな組み合わせでお仕事をしています。
私は生まれつき、霊や目に見えない人の想念や過去、現在、未来の映像を読み取る能力がありました。
子供時代の話
それゆえに、自由奔放で扱いづらい子供だったのは間違いないと思います。
子供の頃、深夜になると玄関に見たこともない時代錯誤な制服を着た少年が現れることがありました。そのたびに家族を起こしてしまい、今思えば大迷惑な子供だったと思います。
そんな私にとって、最強の味方は祖母でした。霊との体験で戸惑う私を、祖母はいつも冷静に導いてくれ、その姿を見て霊感との向き合い方を学びました。
特に印象的なエピソードとして、祖母と一緒に病院へ行ったときのことを覚えています。病院の前で祖母は必ず「これから病院に入るけど、中に不思議なものがたくさん見えるかもしれない。でも私も見えているから安心して大丈夫」と私をなだめてから中に入りました。当時は気づきませんでしたが、これは祖母なりの防衛策であり、私を守るための思いやりだったのだと思います。
そんな中で、霊が見えても何も言わない、聞こえても無視するという術を身につけていきました。しかし、実際には霊の姿が見え、声が聞こえ、感覚として感じ取ることができ、それを無視することはとても辛い経験でもありました。親の離婚による引っ越しや転校を繰り返す中、大人の事情を子供ながらに知ってしまうこともありました。今振り返ると、視えることで感じることの多さに苦労したのだと思います。
思春期になるとさらに苦悩は増しました。例えば、仲の良い友達が私の悪口を言っている映像が視えても、それを根拠のない妄想だと自分に言い聞かせていました。しかし結果的に裏切られては、「なんであの時、気づいていたのに信じたんだろう…」と自分を責めることの繰り返しでした。この能力のせいで、誰も信用できなくなり、人と違う自分を嫌いになった苦い思い出がたくさんあります。
また、私だけに視えること、聞こえること、感じることを誰も理解してくれない中、自分が精神疾患を持っているのではないかと疑った時期もありました。普通になりたい、みんなみたいになりたいと、毎日願いながら過ごしていました。
ちなみに、映画『シックスセンス』を初めて観たときは感動よりも強い共感を覚え、感極まって泣いて
しまいました。親に引かれたのは今では笑える思い出です。
そんなふうに、自分の能力や霊感と手探りで向き合いながらも、多くの葛藤を経験しました。(ちなみに、ぐれた10代を過ごしたことも否定はしませんが…!)
ハワイでの経験
その後、ネイルとの出会いが私の人生に新たな道を開いてくれました。
通っていたネイルスクールの姉妹校が海外にあると知り、それに興味を抱いた私は、ハワイのネイルスクールへの留学を決意しました。
学がなく英語も話せなかった私は、初心者レベルで挑むことになりましたが(英語は「This is a pen」レベルでした!)、ハワイでの学びに期待を込めて飛び込むことにしました。
ハワイでの生活は、ネイルや英語だけでなく、多くの新しい価値観を教えてくれる場でした。特に印象的だったのは、ハワイの方々が自然や神様を敬い、“神様の土地に私たちが住まわせてもらっている”という考え方を持ちながら日々を過ごしていることを知った瞬間です。この「目に見えない存在を感じ、それを大事にすること」という概念は、幼い頃から霊の存在を見えないものとして扱うようにしてきた私にとって、衝撃的で心を揺さぶられるものでした。
ハワイでできた友人や恋人、その他関わったすべての方々から多くを学び、救われた思いでハワイでの日々を過ごしました。その中で、「本来の自分で生きていいんだ」という考え方に出会い、それまで抱いていた葛藤から解放されるきっかけを得ることができました。(もし『アナザースカイ』に出演するなら、間違いなくハワイを選ぶと思います!)
ハワイの方々に受け入れてもらい、支えてもらった経験がなければ、今の私は存在していなかったかもしれません。今でも、ハワイでの日々を心から感謝しています。
ネイルと霊視の活動について
日本へ帰国した後、ハワイで培った経験を日本でも活かすため、ネイリストとして働きながら六本木のCLUBでアルバイトを掛け持ちしました。(ちなみに、CLUBで霊を人間だと思って接客してしまうこともありました!)
そんな日々を送りながら資金を貯め、25歳のときに独立してネイルサロンを開業しました。日本にいても、ハワイでの生活で学んだ「本来の自分で生きること」を大切にしたかったため、開業を急いだのです。
ネイルサロンを運営する中で、私が最も大事にしていたのは「お客様を大切な友達のように思う接客」です。これはハワイ時代にスクール所有のサロンで学んだことが基盤となっています。たとえば、仲の良い友達が少し冒険的すぎるデザインを選んだら正直に「それはちょっと違うかも」と伝えるのも愛情の一つだと思っています。本心を隠さず、その方に本当に合うものを心を込めて提供する接客スタイルです。そして時には、デザインを思い切って止めることもありました。
日本でもその接客スタイルを続けていたところ、毎月定期的に通ってくださるお客様たちが、友人よりも親しい存在のように感じるようになりました。だからこそ、お客様に会うことが毎回楽しみで、皆さんのことが本当に大好きでした。
フレンドリーな接客をするお店ではよくあることかもしれませんが、お客様と近況報告をしながら時には相談に乗ることも増えました。ネイルを施術する間に、その後の未来の映像が視えたり、過去や現在の状況を言い当てたりする現象が頻繁に起きるようになったのです。お客様が彼氏の話をすると、その彼氏の仕事や様子が手に取るように分かることもありました。そんな霊視の内容をお伝えすると、喜んでくださる方が多く、気づけばネイルと霊視を組み合わせたサービスが私のサロンの特色となっていきました。
次第に、お客様はネイルよりも相談をするために来店するようになり、ネイルそっちのけの「相談サロン」のような雰囲気になることもありましたが、それもまた私のサロンならではの楽しさだったと思います。
霊視においての転機
そして私の人生に大きな転機が訪れました。それは、娘の誕生です。
よくネイルのお客様から、「女性は出産を機に霊感がなくなることがある」と聞いていました。そのため、私もついに普通の人になれるのではないかと期待して出産に挑みました。
しかし、出産はまさに九死に一生を得る経験となりました。逆子による帝王切開の手術中にトラブルが発生し、死にそうになったのです。人生で初めて「あ、人ってこうやって死ぬんだ…」と思うようなふわふわした感覚に襲われたことを今でも覚えています。
その後の入院生活で、期待していた霊感の消失はすぐに打ち砕かれることになりました。深夜に回診に訪れる先生の霊や、新生児室で働き続ける助産師の霊と遭遇した瞬間、「これは話が違うな…」と強く思ったのです。
そして何より、この経験を境に私の能力に劇的な変化が訪れました。
以前とは比べ物にならないほどの詳細な映像が視えるようになり、そこらへんにいる霊だけでなく、先祖霊と会話できるようになり、さらには守護霊や神様の声が聞こえるようになりました。この能力の変化には当初戸惑いもありましたが、幼少期から霊を見ていた私は霊に対する恐怖がすでに麻痺していたため、神様や守護霊の存在を認知したときはその驚きを隠せませんでした。
霊たちと神様、守護霊との関係性は全く別物であり、会話というよりも頭の中に突然響く感覚とでも言えるものです。
その後もネイルサロンを続けながら、以前のようにお客様の相談に乗っていました。しかし、「この能力が自分に備わっているのはなぜなのか」と考えることが増えていきました。そして、それはただの不思議な能力ではなく、自分ができることを活かして困っている人を助けるために使うべきものだと気づいたのです。私は、この声や映像をしっかりと伝えることで、少しでも人々の力になれるのではないかと感じました。
出産前の期待とは裏腹の結果となりましたが、この能力は私の使命であり、役目としてこれからも担っていこうと決意しました。
結びの言葉
正直なところ、霊視をしたり、神様に関わる事柄に触れると、言葉にできないような疲労感を感じることがあります。
しかし、それ以上に皆さんの笑顔や「うまくいきました!」という嬉しい報告をいただくことが何よりの励みです。疲弊を超える喜びを感じられるおかげで、私はそこに自分の存在価値を見出し、今でも頑張り続けられています。
皆さんに感謝していただけることがとても嬉しいですが、実際には私のほうこそ感謝の気持ちでいっぱいです!
現在はネイルサロン業務とは別に霊視鑑定を行っています。霊視を始めてから数年が経ちましたが、横柄な態度の方やぶしつけな方を霊視するのは正直気が進まないこともあります。それでも、自分の能力を活かして誰かを幸せにできるなら、それは素晴らしいことでありハッピーなことだと自分に言い聞かせながら、日々精進しています。
ここまで来られたのは、私一人の力ではありません。関わったすべての方に感謝しつつ、今ではこの能力を授けてくれた神様たちにも深く感謝しています。
人生は、辛いことのほうが圧倒的に多いものだと思います。それでも、霊視を通じて誰かが少しでもハッピーになったり、前向きに生きるきっかけを作れるのであれば、それが私の喜びであり使命だと感じています。
この文章を読んで感じられた通り、私もまだまだ人間として未熟な部分が多いですが、皆さんと一緒に、いや、皆さんに助けていただきながら成長していきたいと思っています。
「襟を正す思い」です!(ちょっと難しい言葉を覚えたので使ってみたくてw)
ここまで長文を読んでいただき、貴重なお時間をくださり本当にありがとうございます。
感謝を込めて。